日本一周 29日目

29日目 2008年9月12日(金)
天気 曇り
出発地:山口県山口市
宿泊地:岡山県倉敷市 東横イン 倉敷駅南口(7,350円/ダブル、駐車料金500円)
走行距離 350㎞
07:00 起床
今日は雲が厚くて今にも雨が降りそうな天気。


07:50 道の駅 きららあじす を出発。


この「道の駅 きららあじす」は施設が大きくて駐車場も広く、地元の大きな道路に面していたので、OPENすると賑わうんだろうなぁ、という印象を受けました。
OPENまでいることができなくて残念です。
出発してすぐ、道の駅 きららあじすの向こう側にドームのようなものが見えます。
調べてみるとこれは「山口きらら博記念公園」の多目的ドームのようです。
豊かで元気な町なんだなぁ、と印象を受け、刺激を受けます。


さて、広島県は安芸の宮島を目指します。
途中、コンビニエンスストアに寄って、朝食を摂りながら向かいます。
皆様の出勤時間と重なり、道路が少し混みあって思うように進みません。
車を走らせること2時間30分。

10:30 広島県廿日市市の宮島行桟橋前に到着です。


フェリー乗り場の目の前にある民間の駐車場(駐車料金800円)に停めました。
やさしいお顔のおじ様が駐車場を案内してくださり、それだけで嬉しくなりました。


フェリー乗り場に向かって歩くと、ロータリーの中心部に「蘭陵王」の像があります。

★Let’s Study★
厳島神社の舞楽は、平安末期、平清盛によって伝えられたことから始まります。
その中の1つ「蘭陵王(らんりょうおう)」は、一人で舞う左方の走舞として大変有名だそうです。
この伝説は、中国の北斉の蘭陵の王・長恭という武勇才知に長けた王の話。
この王は、顔が大変美しく優しく、兵が戦に集中できず困り果て、出陣する時はいかめしい仮面をつけて指揮をとり大勝を手にしたと言われます。
その勇ましい姿を舞曲に現したもので、舞人は竜頭を頭上にし、あごをひもで吊り下げ金色の面をつけ、緋房のついた金色の桴(ばち)を持ち、朱の袍に雲竜を表わした裲襠装束をつけて勇壮に舞うようです。



フェリー乗り場に到着してみると、「JR宮島連絡船」と「宮島松大汽船」の2つのフェリー乗り場があります。
どちらも宮島まで10分、料金は往復340円/人と同じです。
一体何が違うのでしょう・・・。

どうやらJRの方が大鳥居の近くを通るらしいことが風の便りに聞こえてきました。
では、JR宮島連絡線で行きましょう。

10:55 みやじま丸に乗って出航~。

11:02 朱塗りの大鳥居が小さく見えてきました。
乗船している皆様が片側に寄っています。ドキドキ。


11:04 日本人も外国人もカメラを構えて撮影してます。
今が撮影ポイントですか~??
皆様から乗り遅れつつ、背の高い主人にお願いして皆の後ろから撮ってもらいました。
朱塗りの大鳥居が神の島を守るように聳え立っています。


11:06 さっきの場所が撮影ポイントだったようです。
朱塗りの大鳥居を過ぎて五重塔が見えてきました。


11:08 宮島桟橋に到着しました。
みやじま丸よ、ありがとね。


ようやく、念願の宮島に入りました~。
何だか中国っぽくありませんか?歓迎歓迎書いてあります。


宮島の案内絵図をもらって散策開始。
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案内絵図の裏にはみやじま自然散策マップが書いてありました。トレッキングもできるんですね。
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わぁっ!せっかく頂いた案内絵図が神様に狙われました。
悪びれた様子もなくポーズを決めてくれた神様。


メインの厳島神社に向かう通りの手前には、日本三景碑と世界文化遺産記念碑があります。
小さく朱塗りの大鳥居が見えます。


海沿いを歩いて進み、鳥居を潜り、御笠浜へと繋がります。


御笠浜を歩き始めると、厳島神社の重要文化財の朱塗りの大鳥居が現れます。
今は干潮なので、階段を下りて近くまで参りましょう。


奈良の大仏とほぼ同じ高さの16mもあるという大鳥居。
下から見上げるとさらに大きく見え、その迫力に圧倒されます。
一番上の屋根の部分の曲線が美しく見事です。
またこの大鳥居は、先人の知恵と工夫による施工方法で、鳥居の重みだけで立っているようです。
そして、この大鳥居を背にすると厳島神社の国宝である本殿が大鳥居を眺めるように建立されています。


それでは、厳島神社の本殿を参拝しに参ります。
参拝料300円/人を納めて中へ入ります。
チケットです。
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本殿では寄付を募っていました。というのも、この厳島神社は、満潮時には潮にさらされる上、台風などがあるとニュースで見る通り崩壊してしまいます。つまり、厳島神社を保全するための寄付です。
この美しい景観は後世に残してもらいたいものです。
では、本殿を中へと進みます。
この本殿には、市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祭られているので、3箇所ほど参拝する場所がありました。
その先に足を進めていくと、朱塗りの大鳥居が正面に見える国宝の「平舞台」に出ました。
ここまでくると満潮時の厳島神社も見たくなります。


この他にも、重要文化財の「能舞台」や同じく重要文化財の「反橋」も見ることができます。


また、今日は外国人の旦那さまと日本人の奥さまのお式があったようで、朱塗りの回廊を歩かれているお二人の幸せオーラで神々しく見えました。

12:00 一通り見終えるとお昼時になっていました。
9月とは言え、まだまだ暑くて汗も出ます。
次の場所へ行く前に小休憩を入れたいと思います。
「すり氷」に惹かれお店の中へ入ります。


中へ入ると、そこはタイムスリップしたように思えるほど情緒ある雰囲気のお店。
お店の名前は、「芝居茶寮 水羽」。


そしてそして、じゃ~ん。どうでしょう。おいしそうでしょう?
ミルク宇治金時 750円。


氷がふわっふわしていて火照った身体に染み渡ります。
すり氷が大好きな私にとっては思わぬ宮島の収穫です。

12:30 すり氷のおかげで元気になれました。
宮島は思ったよりも見所が多すぎて迷ってしまいます。
2泊3日くらい滞在しないと見切れないと私は予想します。
朱塗りの目立つ五重塔に向けて歩いていると、「千畳閣」の前に出ました。
「千畳閣」は通称、豊国神社と呼ばれる、これも重要文化財の1つだそうです。
残念ながら時間がないので、撮影だけして進みます。


「千畳閣」を抜けるとすぐに朱塗りの五重塔の前に出ました。
これも例外なく、重要文化財です。
27.6mの高さを誇る五重塔もすごい迫力です。


ここから表参道商店街へと下ります。
すると、伝統工芸品の杓子で知られる宮島ですが・・・
「世界一の大杓字」がお目見えしました。
一体何の目的で製作された杓子なのでしょう。
その大きさは長さ7.7m、最大幅2.7m重さ2.5tもあります。
杓子ここにあり、と言ったところでしょうか。


表参道商店街を進むと、もみじまんじゅうや広島焼きのお店が軒並みを連ねています。
ついつい匂いに惹かれてしまいます。
元祖もみじまんじゅう「博多屋」さんのもみじまんじゅう5種類(80円/1個)をいただきました。
こしあん、つぶあん、チョコ、抹茶、クリーム味が楽しめます。


続いて、「くらわんか」という広島焼きのお店にも入ってしまいました。
匂いの誘惑って凄いです。


鉄板で焼かれている広島焼きを見ながら、出てくるのを待ちます。


13時だったので店内も繁盛していて食堂のような雰囲気のお店でした。(1950円/2つ)
ペロッと平らげて、宮島を後にします。

13:25 宮島桟橋を出航。
改めてゆっくり訪れたいと思わせる場所でした。

13:45 呉市に向けて出発します。
出発前にセブンイレブンで購入した「白バラコーヒー(90円)」です。
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これがすごくおいしいです。オススメします。
さて、ひたすら呉に向けて走ること1時間20分。
目的地が見えてきました。どこだかわかりますか?


15:10 広島県呉市「大和ミュージアム」に到着です。
大和ミュージアム駐車場は時間貸しの駐車場でした。(3時間34分 400円)


駐車場から大和ミュージアムの玄関口までも色々と飾られています。


早速、観覧料500円/人を納めて、入館します。
これがチケットです。
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エントランスを入ると、そこは1階のフロア。
1階では、呉の歴史を学びます。


建造の国産化のために呉海軍工廠が設立された様子も描かれています。


また、巧みに作られた模型も並びます。


呉の歴史の展示室を抜けると、「大和ひろば」に出ます。
「大和ひろば」には、26.3mもある10分の1の戦艦「大和」が再現されています。


この先は、大型資料展示室となっていました。
人間魚雷で知られる「回天」がありました。
大和ミュージアム」の中で一番、強烈な印象を受け、衝撃を受けました。


この細い胴体の中に寝るように入り、自ら海の中で操縦し、相手の船へと突撃します。
この回天の前には、遺言を残した回天の搭乗員「塚本太郎」氏の言葉が書いてあり、肉声を聴けるようになっていました。
とてもやさしく温かい声、忘れられません。
遺言の一部を抜粋します。

僕はもっと、もっと、いつまでもみんなと一緒に楽しく暮らしたいんだ。

みんなと愉快にいつまでも暮らしたい。
喧嘩したり争ったりしても心の中ではいつでも手を握り合って

しかし僕はこんなにもい幸福な家族の一員である前に、日本人であることを忘れてはならないと思うんだ。
日本人、日本人、自分の血の中には三千年の間受け継がれてきた先祖の息吹が脈打ってるんだ。
鎧兜に身をかため、君の馬前に討死した武士の野辺路の草を彩ったのと同じ、同じ匂いの血潮が流れているんだ。
人生二十年。余生に費やされるべき精力のすべてをこの決戦の一瞬に捧げよう。
おやじの、おじいさんの、ひいおじいさんの血が叫ぶ。血が叫ぶ。全てを乗り越えてただ勝利へ、征くぞ、やるぞ。

戦争で散った命、1人1人に壮絶な思いがあります。
今を生きている私には何ができるだろうか。
これを書いている今も喉の奥が熱く痛くなってきます。


そして、「回天」の隣には「零式艦上戦闘機62型」も展示されています。


スロープを渡りながら3階に向かいます。
スロープから見る戦艦「大和」と「零戦」。


3階には、「船を造る技術」「未来」が勉強できるフロアです。
閉館時間があと10分に迫っていたのでゆっくりとはできませんでしたが、貸切状態だったので存分に楽しく学ぶことができました。
「ウキウキドラムカン」は、なぜ船が浮かぶのか?その原理である浮力を体感できます。


「ブロックゲーム」は、昔の船の造り方と現代の船の造り方の違いが体験できます。付属しているタイマーを使い、現代の船の造り方がいかに効率的かが理解できます。


「パワーカッシャー」は、滑車を使って重いものを持ち上げるしくみを体感できます。


その他にも、子供には難しいかなと思われる流体の仕組み、波動の仕組み、飛行機の飛ぶ原理などを実験する機械もありました。
もう閉館時間!大急ぎで出口に向かうとお土産屋さんがありました。
閉店準備をしているスタッフさんに「見てもいいですか」と声をかけてみたところ、快く「大丈夫ですよ」と応えてくれました。
やさしいお兄さんをあまり待たせるわけにはいかないので、ささっと選んで購入しました。
自衛隊ドリンク「元気バッチリ」 1,000円
戦艦大和のストラップ 1,200円
レシートに記載された時刻は18:05でした。


道路を渡ったところに「ゆめタウン」があり、そこには、映画「男たちの大和」で使用された大和の一部があるようなので見学しようと思います。
別館のような所の最上階のフロアに所狭しと置かれています。


一通り見終えて、駐車場へ向かいます。
大和ミュージアム正面を撮影。


駐車場に向かうと、大和ミュージアムの裏側にある港が見えました。


海を見ると「回天」を見た衝撃が蘇り、まっすぐに見ることができませんでした。
それほど衝撃的なものでした。
大和ミュージアムにさよならを告げて、次の場所へ向かいます。


18:40 お隣、岡山県に向けて出発。

19:20 走っていると赤く輝く美しい橋が見えたので車を停めて撮影しました。
広島県江田島市の能美島と呉市の倉橋島を結ぶ国道487号の橋「早瀬大橋」です。


23:00 本日の宿泊地、岡山県倉敷市の東横イン倉敷駅南口に到着しました。
今日もすっかり遅くなってしまいました。

23:45 ビールを飲んで、就寝します。
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